レンタルサーバーの選び方

更新:

前回の更新から、大きく、低価格レンタルサーバーの仕様が変わってきましたので、遅まきながら更新しました。(文章中のデータは2012年4月現在)

SNS時代で、むしろブログやウエブサイト(いちおうHPと考えて下さい)の役割が、高まっています。

ビジネス展開される方はもちろん、非商用や教育用、個人私用でも、まとまったコンテンツを展開していくには、ウエブサイトの準備が不可欠で、そのためのレンタルサーバーなどが必要になってきます。⇒詳しくはこちらをご覧下さい。

ここでは、主に初心者から中級者に方向けの低価格のレンタルサーバー選びのポイントを書いています。

1.MySQLデーターベースが複数使えるか

様々なアプリを可能にするPerl、PHP、あるいはRubyといった環境はもはや標準装備が普通になりました。

しかし、多くの方はそれらのプログラムだけでサイトを運営するより、ホームページ作成用ソフトでデータを作ってアップロードしたり、WordPressやMovableTypeといった、オープンソースや無料のブログ運営ソフトなどを利用されると思います。

運営ソフト利用の場合、必須なのが、運営ソフトと分業で、データベースを管理するMySQLというソフトで、これも現在では、標準で使えるのがあたり前になっています。

そこでポイントなのが、データベースが複数個使えるか、ということです。

とりわけショッピングカートなどの展開を考える方は、そのために1個、ブログその他用に1個以上とする必要があります。もっとも、難しい事は考えずに、ショップ専用のカラーミーショップ /月額875から、を利用する手もあります。

勿論、ずっと同じソフトで一つのブログシステムだけ、ということもあるでしょうが、システムが突然終了になった、違うソフトを試したい、という状況が出てくる可能性も少なくないので、どうせなら、「複数使える」サービスを選択しましょう。

現在は、月額500円位なら、たいていのサービスが、データベース複数個利用可能となっていると思います。

逆に、サーバー上の運営ソフトをあまり利用する予定がなく、個人レベルなら、データベース1個までの、月額272円のロリポップ!や208円の【ハッスルサーバー】でも十分ということになります。


2.サポートはどの程度必要か

初心者の方であれば、オンラインマニュアルやメールだけのサポートでは、不安な面があると思います。

オンラインマニュアルをご理解いただける方であれば、リアルタイムのサポートは不要かも知れません。が、メールでのやりとりだけだと、分かり難い場合もあります。

電話サポートがあるのかないのか、応対時間は、オプション料金が必要なのか、などもチェックしましょう。

ちなみに、さくらインターネットは、月500円でも日中は、電話サポートがあります。ロリポップでは、電話サポートはないですが、日中のチャットによるサポートが受けられます。


3.メールのウィルスチェック、迷惑フィルターの装備

これも、現在では、たいていのレンタルサーバーサービスで標準仕様となっています。特に迷惑メールフィルターは、サーバー段階で設定により迷惑メールをカットできるので、あると便利です。

ただし、完璧なフィルターは存在しません。それでも、メールソフトに送られる以前に、ある程度カットしてもらえれば、精神的には楽です。


4.メールアカウントを多く利用したい時は注意

現在、低価格レンタルサーバーでも3GB以上、月額500円クラスだと10GB前後ありますから、大容量動画や大量の画像を置かなければ、容量が問題になることは、あまりないでしょう。

ただ、通常レンタルサーバーのディスク容量には、メールボックスの容量も含んでいます。

アカウント数無制限可となっている場合もありますが、添付ファイルなどを考えると、ひとり少なくとも50MBから100MBは必要でしょうから、巨大ファイルや多数のファイルと同時に、あまり大人数でメールボックスを使う場合には注意が必要です。

もっとも、メールボックスにデータをためずに、Gmailなどへの転送専用にするなど、容量を節約する方法はあります。

また、独自ドメインをレンタルサーバーと合わせて利用すると、ウエブサイトだけでなく、メールアドレスも独自ドメインで利用でき、好きな@左側の名前を設定できるのが、大きなメリットですので、是非、メールも独自ドメインで利用したいですね。


5.暗号化通信SSLが使えるか

表示するだけのサイトでは考えなくてもいいのですが、サイト上に入力フォームなど、個人情報・お客様のデータを受け取る仕組みを設置する場合には、SSLが必要でしょう。

さらに、2012年現在、Facebookの独自アプリ(独自ページ)を、自分で作る場合にも、サーバー上にSSLが必須になっています。

利用者とサーバーの間のデータ通信を暗号化するSSL機能は、サーバー会社側のドメインを利用する、「共有SSL」であれば、たいていのサービスで標準で装備されています。

独自ドメインでSSLを使う場合は、有料の証明書の取得が別途必要で、レベルによって、法人専用だったり、年数万円かかったりしますが、ジオトラストSSL証明書では、個人でも可で18,690円で取得できます。但し、対応しているレンタルサーバーは、月数千円クラスのサービスとなります。

42GB月額1500円のレンタルサーバー、ヘテムルでは、年18,000円の独自SSL証明書をオプションで追加利用できます。ヘテムルはFlash Media Serverも利用可能です。




6.分業でサイト管理のときは

サイト管理について、メールのみ利用、Web制作会社、ブログ担当などのように、管理者を分けて利用したい場合は、さくらのレンタルサーバ・ビジネス プロ、およびさくらのレンタルサーバ ビジネスが対応しています。

「ビジネス」は容量が80GB、データーベースが100個までで、月額2500円です。

上位の、「ビジネス プロ」は月額4500円150GBデーターベースが200個までですが、独自ドメイン、PHPモジュールモードへの対応があります。



7.その他

WordPress、MovableTypeOpenSourceなどは、たいていのサービスで、簡易インストール機能がついています。

さらに月額416円の、サーバーカウボーイでは、Xoops、XoopsCube、Joomla!、Drupal、EC-CUBE、OpenPNE、Wiki、SOY CMSなど、23種ものアプリを簡易インストールする機能があります。

ただし、データべースはMySQLとPostgreSQLを合わせて3個までですので、実際に同時利用できるのは、3種までです。

また、上級者向けでは、root権限付きのVPSサーバーなども、かなり低額になってきています。

   




現在では、ほとんどのレンタルサーバーで、無料お試し期間が設定され、独自ドメイン取得前でも、いろいろ試せるようになっています。使い勝手を確認して、利用されるのがいいでしょう。