映画『パラサイト 半地下の家族』を観る

ボン・ジュノ原作・脚本・監督、ソン・ガンホ主演の映画『パラサイト 半地下の家族』を観てきました。

別の映画を見た時やってた予告編がで、面白そうだとは、思ってはいましたが、暗い感じがして、2番手扱いしてましたが、これは実に面白かった。

カンヌ映画祭最高賞、そして米国アカデミー賞の作品賞、脚本賞、監督賞、外国映画賞を取るだけの事はあります。


貧富の差が激しい韓国で、便所コオロギが這いまわる半地下で生活する、全員失業中の中年の夫婦と、大学受験に失敗した20歳前後の息子、娘の4人家族。

息子の友人の大学生が留学することになり、山の手に住む、裕福な家庭の家庭教師の代打として、大学生のふりをして息子が赴くところから、「詐欺家族」の話が始まります。

最初は、コミカルな詐欺物語から、次第に予想を超えた秘密が明らかになって、ミステリー、アクション、ちょっとホラーと、ゆるぎない展開。

何故、「浪人」の息子が受験のプロとして家庭教師潜りこめたのか、採用した奥様が「シンプル」なのは何故か。韓国の現実をそここに描いているようです。

エンタメとしての構成の面白さがあるので、背景にある貧富の差、家族の本質、人間の尊厳とは、というテーマを、声高なメッセージとしてではなく、映像とセリフの中に、自然に溶け込ませています。

原題は「寄生虫」。これは単に、貧乏人が金持ちに「寄生」していくだけの話なのか?ほんとは「共生」してるのではないか?

失業者が多いのに、人手不足。格差社会や、家族、人間の尊厳という、世界に通用する普遍的なテーマを、二枚目、三枚目男優から美人、キュート、コミカルな女優など、シンパシーを得やすい達者な役者を配置して、分かり易く、面白く描いた作品でした。

本筋ではないですが、途中、某国の絶叫する女性アナウンサーのパロディも出てきますが、大丈夫かw

これは見る価値ありますね。

仙台市内では、現在TOHOシネマズ仙台だけの上映ですが、今後増えるのかも。