仙台市各区の社協に、借上げ仮設入居者向けの交流・相談センター開設

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昨日今日の各種報道で、仙台市内の民間アパートなど、借り上げみなし仮設(市内8,500戸)に入居されている方を対象に、青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区の社会福祉協議会が運営する、交流スペース・相談センターの「中核ささえあいセンター」が開設されたそうです。(HPは準備中のようです)
長屋的な仮設住宅でも、周囲に同郷の顔見知りなどがいなければ、大勢の中でも、不安と孤独に陥ることもあるわけですが、点在する借り上げ仮設では、「効率的な」支援の対象から外れ、さらに環境が厳しいわけです。


「自分で出かければいいだろう」、と思う方もいるかもしれません。しかし、話を聞いてくれる人が近くにおらず、震災のストレスから、抜け切れないお年寄りの方や、職探しや生活に疲れている方の場合は、傍から見ると、ちょっとした「がんばること」は簡単ではないのです。
そういう意味で、顕在・潜在の精神的な支援を必要とされている方に、巡回して相談に乗ったり、比較的近場の区のセンターで立ち寄れるようになるのは、いいことだと思いますので、広報をしっかりやって頂いて、多くの方に知ってもられるようになるといいですね。
繰り返しになりますが、相談を必要としているのは、「自分からは動けない」方にこそ多い、ということを担当の方に理解して頂ければと思います。