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映画「ストロベリーナイト」を見る

誉田哲也原作の女刑事姫川玲子シリーズの「インビジブルレイン」を映画化した、佐藤祐市監督の映画「ストロベリーナイト」を見てきました。

原作とドラマでは、「ストロベリーナイト」という同じシリーズの猟奇事件を題材にした別作品があり、ややこしいのですが、姫川玲子シリーズに対して、フジテレビ映画はストロベリーナイトを総称とするようなのですね。

それはさておき、今回も主役は竹内結子さんで、まあ、きれいですね。その他の配役もテレビドラマシリーズと同じ。

女刑事といっても、アクションより頭脳戦やタンカの勢いで打開していくシリーズですが、今回はその筋の方が相手。より力では勝てないので、姫川主任が取った手とは・・・以下ネタバレあり。

同じ手口に見える893の連続殺人事件。マル暴は組織の抗争事件と決め付けますが、検証していくと過去の事件とのつながりが浮上。そこには、またまた上層部の圧力が。ここから姫川の単独捜査とバックアップする姫川班の活躍が始まります。

姫川主任が、ある男を紳士な証人と思って、893の首謀とは知らずに近づき、気付けば、ハニートラップのはずが、ミイラ取りがミイラに。菊田が、かわいそうな場面になっていきます。

ただ、最後には女としてではなく、刑事として対峙しようとする姫川主任の表情が良く出ています。

そのお相手の若頭が大沢たかお。どうも「jin」でのやさしいイメージしかないのですが、今回は、893らしく、ぶっすりとやってしまいます。果たして彼が主犯なのか?

また、例によって子供には見せられない恐いシーンも多々ありますが、今回は猟奇や謎解きより、姫川玲子の闇の部分の克服というのがテーマでしょうか。

別に菊田(西島秀俊)がかわいそうってわけでもないですが、若頭への燃え方への導入が短くて、もうラブシーンかい、と納得いかんところがありますが。

自分としては、テレビでやっていた、この映画の後日談ドラマと、宣伝映像を見てしまったが失敗。ヤマ場の映像を事前に知るのはよろしくないですね。

ところで、大沢たかおが44歳で、身長181cmというのがびっくりしました。

テンポのいい展開で事件の捜査も興味深いですが、互いに闇を持つ美男美女の狂おしい恋というところで、最後どころか、ずっと続くであろう、姫川シリーズ映画のひとつとして、楽しめるのではないでしょうか。

これから原作を読むにしても、勝手に竹内さんをイメージして読めるので、楽しみですね。

(追記)DVDととブルーレイが7月17日に発売決定。予約開始になっています。
ストロベリーナイト Blu-rayスタンダード・エディション3,948円
ストロベリーナイト DVDスタンダード・エディション3,192円
ストロベリーナイト Blu-rayコレクターズ・エディション6,384円
ストロベリーナイト DVDコレクターズ・エディション
4,788円

インビジブルレイン [単行本] / 誉田 哲也 (著); 光文社 (刊)

インビジブルレイン [単行本] / 誉田 哲也 (著); 光文社 (刊)