10/4から仙台市博物館で「伊達政宗の夢―慶長遣欧使節と南蛮文化」展

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今年は、慶長18年(1613)に、仙台藩主伊達政宗が、スペイン領メキシコとの直接貿易と宣教師派遣を要請するため、支倉常長と宣教師ルイス・ソテロを大使として、メキシコ、スペイン、ローマへと派遣した、いわゆる慶長遣欧使節から、400年目の節目の年となります。

さらに、今年、その時の資料のうち、仙台市博物館所蔵の国宝、「ローマ市公民権証書」、「支倉常長像」、「ローマ教皇パウロ五世像」の3点が、ユネスコの世界記憶遺産に登録されました。

これを記念して、仙台市博物館では、特別展「慶長遣欧使節出帆400年・ユネスコ世界記憶遺産登録記念 伊達政宗の夢―慶長遣欧使節と南蛮文化」という長いタイトルの展覧会を、10月4日から11月17日まで開催します。

目玉の3点以外にも、日本国内やヴァチカン・イタリア・スペインに残る使節関係資料や、キリスト教、南蛮文化に関わる多彩な文化財等約200件を展示とのことです。

徳川幕府の禁キリシタン令により、時代は移ろい、目論見は頓挫したとはいえ、日本の一大名が、太平洋を超えて、直接メキシコと貿易するために、ローマ教皇に使節を送るという、400年前に実際にあったスケールの大きな野望に感嘆するばかりです。

開館時間は、9:00~16:45(入館は16:15まで) 。休館日は毎週月曜日(ただし10/14、11/4の祝日は開館)、11月5日(火)。入場料は大人800円(前売り600円)など。10月3日まで各プレイガイドで前売り券が発売中です。

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