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新設医学部は、「東北医科薬科大学」に内定

各種報道によりますと、このブログでも、2011年以来ピックアップしてきた、新設医学部問題ですが、本日の文部科学省の構想審査会(8/28時点はHP未公開)で、東北薬科大学が開設主体となることに決定、「東北医科薬科大学」が誕生することが内定しました。

申し込み締め切り直前に、一番手の仙台厚生病院-東北福祉大連合が離脱、その後を急遽、宮城県が引き継ぎ、県立医学部を付設する案を滑りこませるという、異例の展開。

にわか候補とはいえ、県主体の候補の出現に、薬科大の理事長でさえ、「県の方が有力だと思った」と記者会見で述べるように、本命は県立なのかなと思われましたが、最後で、またどんでん返し。

選定理由として、構想審査会は、石巻にサテライトを作るとか、教員の確保に当たって医師への影響が少ない、などの理由を挙げているそうです。

東北薬科大学は昨年、旧東北厚生年金病院を購入して、東北薬科大学病院として、薬科単科大学ながら附属病院を持つようになりました。その辺の国への「貸し」とか、経済力の違いもあったのでしょうか。想像に過ぎませんが。

いずれにしても、1979年以来35年ぶりの新設医学部。開校は2016年の予定とのこと。被災地始め、東北の地方で医療を厭わないの医師の養成と、医薬連携での研究の発展につながることを期待したいものです。