先日、仙台市青葉区の宮城県美術館に、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を見てきました。
目玉は、何者かに塗りつぶされていた、背景のキューピッドを、修復により復元した、フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』の、同美術館以外では、世界初となる日本での公開。
↑カレンダー2023 名画と暮らす12ヶ月 フェルメール
フェルメールの作品展示としては、この1点だけですが、まさに日本が初めての蔵出しw
修復過程の貴重な映像とか、修復前の複製画(これは個人蔵)もあり、修復により、鮮やかな色彩も甦っており、見る価値はあります。
何故、作者本人ではなく、別人による改竄と分かったかの、説明映像も見れます。
17世オランダ絵画には、単に静物とか人物を描くだけでなく、いろいろな意味を込めた「寓意」があるということで、このキューピッドも、ただの飾りではないようです。
詳しくは美術館でw
平日の午後に行ったのですが、コロナ規制の意味もあるでしょうが、入り口前で10分並び、入場券購入で5分と、中々の盛況です。当日券の購入は現金のみです。
尚、前売り券を持っている方は、即入場できます。
その他に、レンブラント始めドレスデン国立古典絵画館所蔵の17世紀の絵画や、絵画を複製した銅版画(精巧さに驚きます)が、70点ありますが、あまり混んでいなけれあば、1時間ちょっとで回れる感じです。
同美術館へのアクセスは、仙台市営バス、仙台駅前西口バスプール9番から約10分程度。「二高・宮城県美術館前」下車徒歩3分。
いまは、二高前の銀杏並木が色づいて、黄色の絨毯もあったりして、なごみますね。