先週末から迷走を始めた台風10号は、日本列島の東海上を北上、8月30日には、宮城県沖50kmをかすめて、午後6時頃、岩手県の大船渡に上陸、その後、速度を速めて北東北を抜けたあと、日本海で温帯低気圧となりました。
東北地方への太平洋側からの台風の直接上陸は、観測史上初とのことです。
この間、宮城県では、大雨と強風で、一部冠水、停電はあったものの、直接上陸しなかったので、陸上での被害は大きくなかったようです。
但し、これまでの台風でも被害を受けていた、沿岸の養殖施設などは、またまた台風の通過で、海上が大しけとなり、さらなる被害が心配されます。
一方、台風が温帯低気圧となっても、岩手県、北海道では依然続く大雨の影響で、停電、冠水、大きな河川の堤防決壊があり、大きな被害となっています。
特に、これまで台風と無縁だった北海道は、今年は2回上陸した上に、今回も豪雨と強風で、農作物にも相当な被害が出そうです。