2024年1月1日16時10分、石川県能登半島、輪島北東付近のごく浅い震源で、M7.6、最大震度7の大地震が発生しました。
被害にあわれた方にお見舞い申し上げるとともに、行方不明の方が、一刻も早く救出されることをお祈りいたします。
震源に近い志賀町で最大震度7、新潟県でも震度6など、石川県を中心に強い揺れが続き、一時石川県に大津波警報、山形から兵庫にかけては津波警報が発令され、輪島港では1.2mの津波が観測されました。
直下型で震源も浅く、津波は1分で到達したとのことです。その後の調査では4mの津波が押し寄せたところもあるとのことです(東日本放送)。
まだ、津波被害の全容は不明ですが、海底の隆起などで、港が使えないところもあり、救援活動の妨げになっている模様です。
この地震では、半島内部が丘陵部の直下型の強い地震のため、家屋の倒壊に加え、道路の寸断が多数発生し、救助活動、救援物資の輸送を困難にしています。
1月5日15時現在、石川県では、死者94名、行方不明者222人、輪島だけで生き埋め100件(以上北國新聞)と、厳しい状況。
時間と共に、停電、断水、燃料不足、通信の途絶の影響も大きくなり、災害関連死が懸念される事態になっています。
また、輪島の朝市通りでは火事で2日間に渡り延焼。200棟が全焼(NHK)しました。
NHKのニュースによると、古い建物が多い事と、断水と、津波の引き波により川の水が泥だらけで使えず、消火活動がうまく行えなかった事が、被害を大きくしてしまいました。
停電、断水、交通網の遮断に加え、冬場の災害、消火活動の限界、火事、燃料の確保や暖を取る避難所の体制など、多くの教訓があるようです。
尚、今回の地震では長周期地震動も発生。
北陸では上から2番目の階級4、宮城県でも一番下の階級1の揺れとなりました。
当方は、当時、宮城県内のホテルの12階にいたのですが、震度3ながら緊急地震速報が流れ、ゆっさゆっさとかなり揺れて、かなり驚きました。
震度だけでなく、長周期が来ると、建物によっては危険なので、肝に銘じておきたいところです。
さて、今日から、日本赤十字社では、被災者の方に直接分配される義援金の募集を開始しています。
東日本大震災の時は、本当に助けられました。私も、本日些少ながら募金させて頂きました。