4月28日に、女川で捕獲された、「悪魔のサメ」ことミツクリザメの冷凍標本が、5月6日まで仙台うみの杜水族館で展示されています。
水深1000m以上の深海に棲む希少種で、まれに水族館に持ち込まれても、すぐ死んでしまうため、実物を見る機会はほとんどないとのこと。また、従来、茨城県沖が北限とされていたので、稀有な機会です。
上記動画によると、古代サメの生き残りの希少な種で、深海に棲むため、まだ生態は良く分かっていないようです。
特徴的な鼻先(吻)は、獲物の気配を電気的に捉える感覚器官のためにあり、獲物を見つけると特長的な顎がぐーっと前に突き出て捕らえる様が、映像に残っています。
世界で初めて、この捕食行動を明らかにしたのは、NHKと沖縄美ら島財団総合研究所とのこと。
長く伸びた吻から、日本では別名テングザメ、その英訳でGoblin shark (悪魔のサメ)と呼ばれているそうです。
まあ、生きるための形態なのに、勝手に悪魔にされてしまっていますw
冷凍標本とはいえ、仙台で見られる貴重な観察の機会なので、興味のある方は是非。