秋田魁新報社と、横手市増田まんが美術財団では、横手氏出身の矢口高雄先生の功績を称える、「矢口高雄マンガ文化賞」を創設。
「古里や地方の自然、人々の喜怒哀楽を描いたマンガ作品」(商業誌に発表済みに限る)を対象に、8月31日まで募集しています。
最初、SNSなどで、この記事をナナメ読みをした時は、新人作家発掘の、公募マンガ賞かと思いましたが、既存の商業誌に発表済み作品という事で、プロデビュー済み作品が対象ですね。副賞は百万円。
最近の漫画で人気なジャンルは、異世界転生もの、怪物退治、無国籍冒険譚などが多くて、それはそれで面白いですが、この賞で募集しているような、古里・地方の自然に根差すものは、あまりなさそうので、面白い着想ですね。
2年前なら、北海道の自然・アイヌ文化を詳細に紹介しながら、歴史冒険活劇になっていた「ゴールデン・カムイ」で決まりだったかもしれませんが、これからどんな作品が応募されてくるのか。
できれば、著名でない作家の良作品が受賞してほしいものです。そして、今後、公募の賞もできると尚可w
それにしても、横手市増田まんが美術財団が運営する、「横手市増田まんが美術館」は、日本最大48万点もの、著名作家の原画を収蔵・デジタル保存もしているとのこと。
今はイラストレーターとして大人気の、江口寿史氏の漫画の原画を全て収蔵して(5月25日まで記念展)いるほか、アジアの作家の原画も収蔵しているようです。