昨日、9月27日(土)午前、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)が突然噴火、大量の火山灰や噴石を撒き散らして、大勢の登山者を巻き込みました。
少なとも200人以上の方が山小屋などに避難し、今朝から下山している方もいるようですが、重軽傷40人以上(7人意識不明)、行方不明32人が出ているとのことです。
昨日は、有毒ガスや上空4000メートルに達した噴煙で、2次災害の恐れがあるということで、ヘリでの救助できなかった模様ですが、徒歩で救助にむかった警察が、負傷した方を数名伴って下山。また今朝になって自衛隊のヘリで山頂付近の3名を救助したということです。
今年は、8月20日には、広島市で、記録的な集中豪雨により、74名の方が土石流に呑み込まれるという、突発的な大災害がありましたが、今度は火山。大気だけでなく、地下も不安定な時期になっているのでしょうか。
ちなみに、今回は、どうやらマグマそのものではなく、地下水が熱せられた水蒸気噴火で、予測が難しいとのことですが、御嶽山は2006年に噴火しているので、気象庁が監視している「活火山」とのこと。小さい地震が頻発して、9月16日に、警戒レベル1は、出ています。
それで予定を中止する決断は、中々し難かったかもしれませんが、低いレベルの警戒情報でも、十分注意しないといけないですね。他の休火山に見える山は、いつ活動するか分かりませんが、最近、内陸部震源の中規模の地震が続いている点が、少し気になるところです。