三浦明博著「サーカス市場」を読む

三浦明博著「サーカス市場」を読みました。

仙台にある「サーカス市場」という裏稼業が跋扈する市場の、怪しい人物たちに引き寄せられる「ふつうの人々」。

男が女で、女が男?妖しい「美形」に引き込まれるサラリーマン、殺された父親が、その市場だけで見せた知らない顔に興味を持つ息子、膝をへし折る音に快感を持つアブナイ男。。。

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三浦明博著「盗作の報酬」電子書籍版がhonto、Kinoppyで発売

三浦明博著「盗作の報酬」が(講談社刊)が、honto及びKinoppyで電子書籍化されていました。紙版より2割安。

盗作しなければ、小説を出版して貰えないという、奇抜なストーリーで、何故、誰がという謎解きよりも、盗作に踏み切るまでの、売れない小説家の心理状態、合理化の描写が妙に生々しいミステリーです。

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三浦明博著「五郎丸の生涯」を読む

三浦明博著「五郎丸の生涯」を読みました。犬を飼う様々な人々の暮らしと生き方を描きながら、最後には著者の強いメッセージを感じる、ミステリーを越えた良書です。

大型の秋田犬が、ふらりと仙台市郊外の老人にやってきて、静かに息を引き取りました。ひとり暮らしの老人は「ある事」を実行しようといたのですが、その前に「野良犬」のようなその犬を火葬場に運んで、葬ってやることにしました・・・

そこから、その犬が関わった、いくつかの家族の話が独立した短編のように紡がれていきます。

果たして、その犬、「五郎丸」は、どこで生まれ、どのように育ち、そして人間たちと関わったのか。以下ネタバレあります。
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三浦明博著「五郎丸の生涯」7月18日発売

三浦明博著「五郎丸の生涯」が7月18日発売になります。

秋田犬・五郎丸は、いく人かの飼い主を得ることになった。その生涯は幸せだったのか。乱歩賞作家が動物を通して人間を描いた連作集。

とのことです。そういえば、伊坂氏も動物視点の作品を出していますね。

講談社刊。1575円。 続きを読む