新着情報
- [2022.03.15] 仙台文学館で佐伯一麦館長のエッセイ講座、受講者募集。4/12締め切り NEW
仙台文学館では、在仙小説家にして館長の佐伯一麦氏による「館長講座 佐伯一麦とエッセイを読む、書く 2022 」の受講者を募集しています。 エッセイを「読むこと」「書くこと」の醍醐味をお伝えする講座、とのことです。 6月と … 続きを読む - [2021.11.26] 12/10、佐伯一麦著『アスベストス』発売
- [2020.04.12] 佐伯一麦仙台文学館長、9月からエッセイ講座、4/21まで申し込み
- [2020.02.03] 4月から佐伯一麦氏が仙台文学館館長就任
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「私小説家」と評されるようです。わたくし的には表現される物が普遍性を帯びているなら、題材は何でもいいと思っているのですが。
さて、佐伯氏は小説家を目指し、進学校に入りながら就職。様々な職業を経たようですが、「電気工」時代の経験が作品に大きく影響しているようです。そういう意味で、小説ではありませんが、アスベスト禍をレポした「石の肺」は必読です。「芥川賞を取らなかった名作たち」も分かり易い解説とエグい題名で面白いです。
小説では、ノルウエーに滞在し、現地の人との交流の中から、こころの闇が、氷が解けるように明るくなっていく長編「ノルゲ」がお薦めです。
略歴と代表作
1959年宮城県生まれ、仙台一高卒。週刊誌記者、電気工などを経る。文芸セミナーの講師などもされている。「私小説家」と呼ばれるが、アスベスト禍を描くルポ作品などもある。
2020年4月、仙台文学館館長就任。
2020年4月、仙台文学館館長就任。
1984年『木を接ぐ』⇒ショート・サーキット―佐伯一麦初期作品集
第3回海燕新人文学賞
1990年『ショート・サーキット 』
第12回野間文芸新人賞
1991年『ア・ルース・ボーイ 』
第4回三島由紀夫賞
1996年『遠き山に日は落ちて 』
第1回木山捷平文学賞
2004年『鉄塔家族 上、下
』
第31回大佛次郎賞
2005年『散歩歳時記 』
2007年『石の肺 アスベスト禍を追う 』
『ノルゲ Norge』 第60回野間文芸賞受賞
2008年『ピロティ 』
2009年『芥川賞を取らなかった名作たち 』