熊谷達也

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マタギと熊、狼との格闘を大正、昭和初期の社会風俗と共に描く「獣もの」、団塊世代の生き方や、自伝的な仙台での青春グラフティーを題材にした「現代もの」、そして最近は、第2次世界大戦の頃の兵士の心情を辿る「戦中もの」があり、いずれも読みやすい文体で、読者を引き込んでいきます。「獣もの」は特におすすめです。4/18新刊「バイバイ・フォギーデイ」発売予定。

略歴と代表作

1958年仙台市生まれ、東京電機大卒。保険代理店、教員などを経る。熊とマタギの格闘をダイナミックに描いた作品、人間と自然の共生、「共死」をテーマとする作品には迫力がある。その他、大正昭和から現代まで、東北の社会・風俗を題材にした作品が多い。
1997年『ウエンカムイの爪
 第10回小説すばる新人賞
2000年『漂泊の牙
 第19回新田次郎文学賞
2003年『相剋の森
2004年『邂逅の森
 第17回山本周五郎賞、131回直木賞をW受賞
2004年『荒蝦夷
2006年『新参教師 』、『七夕しぐれ
2007年『氷結の森
2008年『群青に沈め―僕たちの特攻 』、『いつかX橋で
2009年『ゆうとりあ