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台風並の大型低気圧で被害

10月6日、千葉沖で台風16号、17号を吸収した巨大低気圧が、一時宮城県沖で964ヘクトパスカルに達するなど台風並に発達、7日にかけて県内各地で降り始めから300ミリを超える記録的な大雨、仙台で27メートル記録する暴風、海上では大シケとなり、大きなの被害をもたらした。

この低気圧により、県内では、女川沖でサンマ漁船が座礁し、乗組員16名全員が行方不明となり、9日現在、1名の方が遺体で発見されたものの、残る15名は依然不明。また、床上・床下浸水も100戸以上、稲が倒れたり、道路、海岸での養殖関係など、分かっているだけでも9億円以上の被害となっている。

全国的にも、連休がからんだこともあり、登山や海上での遭難事故で死者・行方不明40名以上が出ている。

台風13号九州地方で大きな被害

9月15日に沖縄地方に接近した台風13号は、一時中心の気圧が930ヘクトパスカル、最大風速50メートル、中心から半径150キロ以内が風速25メートル以上の暴風雨という、過去10年で最大規模の台風となった。16日、西表島では、最大瞬間風速69.9メートルの観測史上最大の値を記録、台風の北上に伴って佐賀、大分などでも風速50メートル以上の暴風や、一時間に100ミリという豪雨を観測。宮崎では竜巻が原因と思われる特急電車に横転事故が発生するなど、16日から17日かけて沖縄、九州北部など各地で死者・行方不明者10人、負傷者300人を超す被害が出た。

宮城県では、直接の被害はなかったものの、台風に刺激された秋雨前線により16日から18日かけて、強い雨が断続的に降った。

8月2日東北地方も梅雨明け

気象庁によると8月2日に梅雨明けの模様。去年より4日早く、例年より10日ほど遅い。6月9日に梅雨入りしてから、54日間の長い梅雨となった。

前半は空梅雨気味、7月後半からは最高気温が21、22度の低温注意報が出る気候が続いたが、やはり、雨はほとんど降らなかった。

しかし、21日過ぎには梅雨前線の停滞で仙台でも大雨となり、結局、期間中で平年の280ミリを大幅に上回る雨量となる450ミリを観測した。

全国的には、7月初めから九州南部、長野県などで、平年の2倍近い雨量を観測する地点があり、死者・行方不明者が30人にのぼる被害が出た。気象庁により「平成18年7月豪雨」と命名された。⇒内閣府防災資料(PDF)