伊集院静著「東京クルージング」を読みました。
著者が尊敬するバッター、松井秀喜が実名で登場し、著者の分身と思われる作家と、松井氏の特番を作るTV局のディレクターの野球話かと思いきや、後半、まったく異なるテイストの、生々しい女性の人生ドラマに変わります。
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2月3日「東京クルージング」を出版した伊集院静氏ですが、2月21日(火)18時から、東京駅前の八重洲ブックセンター本店でサイン会を行います。
事前申し込み先着100名まで。同書店で書籍購入の上、整理券受け取り。
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伊集院静著「愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない」が4月4日に発売になります。
変わったタイトルですが、
まっとうな社会の枠組みでは生きられない三人の“愚者”たちとの濃密な時間、友情を越えた男と男の愛を描いた著者渾身の自伝的長編小説
というコピーがついています。
伊集院静著「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石」を読みました。
正岡子規というと、司馬遼太郎原作でNHKのドラマにもなった「坂の上の雲」での香川正照の壮絶な演技を思いだしますが、この本では、表題の通り、正岡子規と夏目漱石の交流と共に、野球にも親しんだ子規の伸びやかな青春時代と、壮絶な闘病と共にあった晩年(といっても享年34歳ですが)を描きます。