8月に出版された、伊集院静著『日傘を差す女』を読みました。
著者としては珍しい、旅情ミステリーというか、犯罪小説です。
謎解きよりも、映像が目に浮かぶような描写と、地域性、血筋、そして松本清張を彷彿とさせる「社会派」の要素もあり、390ページでも一気に読めます。
仙台在住小説家作品の図書室/伊坂幸太郎、伊集院静、熊谷達也、佐藤厚志、瀬名秀明、佐伯一麦、三浦明博
8月に出版された、伊集院静著『日傘を差す女』を読みました。
著者としては珍しい、旅情ミステリーというか、犯罪小説です。
謎解きよりも、映像が目に浮かぶような描写と、地域性、血筋、そして松本清張を彷彿とさせる「社会派」の要素もあり、390ページでも一気に読めます。
凸版印刷グループの電子書籍販売プラットフォーム、BookLive!では、6月21日まで、「『大人の流儀』伊集院静フェア」を開催中。
『大人の流儀』シリーズなどエッセーほか10点を、30%OFFで購入できます。
伊集院静著「イザベルに薔薇を」が。2月に発売されました。
詩を愛し、亡き母を敬愛する純粋な青年・詩人美(しじみ)は故郷を離れ、
東京で暮らす叔父の無塁(むーる)のもとに身を寄せていた。
一見、破天荒だが純粋で不思議な魅力を持つ無塁のもとで、
いろんな人に出会い、恋をし、青年は大人の男に成長していく。
伊集院静の真骨頂ともいえる青春小説。
とのことです。 “伊集院静著「イザベルに薔薇を」発売” の続きを読む
伊集院静著「東京クルージング」を読みました。
著者が尊敬するバッター、松井秀喜が実名で登場し、著者の分身と思われる作家と、松井氏の特番を作るTV局のディレクターの野球話かと思いきや、後半、まったく異なるテイストの、生々しい女性の人生ドラマに変わります。
“伊集院静著「東京クルージング」を読む” の続きを読む
2月3日「東京クルージング」を出版した伊集院静氏ですが、2月21日(火)18時から、東京駅前の八重洲ブックセンター本店でサイン会を行います。
事前申し込み先着100名まで。同書店で書籍購入の上、整理券受け取り。
“2月21日、八重洲ブックセンターで、伊集院静氏サイン会” の続きを読む
2月3日伊集院静著「東京クルージング」が発売されました。
著者は、このところエッセイ集の出版が続いていましたが、久々に長編小説。
・・・三阪君には病魔が迫っており、さらに決して忘れることのできない女性がいたのだった。彼が一生を誓い合ったその女性は、突然、彼の許を去ったというのだ。何も言わずに、何も残さずに……。彼の死後、手紙を受け取った私は、三阪君の過去を辿り、彼女の行方を探しはじめる。