伊坂幸太郎著『逆ソクラテス』を読む

伊坂幸太郎著『逆ソクラテス』を、ようやく読みました。

小学校から高校までの、子供たちの綾なす人間関係と、成長を描く短編集。5本の内、3本は書下ろし。

例によって、短編の中の登場人物たちが、時空を超えて、つながっていきます。

学校生活の中で、子供達がお互いに傷つけたり、傷ついたり、気づいたり、大人を見たりしながら、成長していきます。

正義の反対は悪なのか、もう一つの正義なのか。

教師の見方だけが唯一の視点なのか。

いじめた人間を、罰としていじめていいのか。

心理的に追い詰めてくる相手を、見かえす一言は。

作者の答えは、万能ではありませんが、物事の一面だけで判断すること、人にレッテルを張ることの危険性を、様々なエピソードの中で、訴えているようです。

と、書くと、しごく真面目な物語のようですが、そこは伊坂流のひねりがあって、面白く読めます。

初出:
・「逆ソクラテス」 『あの日 君とBoys』収録2012年 集英社文庫
・「スロウではない」『オール讀物』2015年8月号
・「非オプティマス」 書下ろし
・「アンスポーツマンライク」 書下ろし
・「逆ワシントン」 書下ろし

伊坂幸太郎 著  『逆ソクラテス』 
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発行:2020/04/24 出版社:集英社 紙価格:1540円
ジャンル:青春 形態:単行本