伊坂幸太郎著『フーガはユーガ』が、今年2019年の本屋大賞にノミネートされています。
既に2008年に『ゴールデンスランバー』で大賞を受賞しているほか、毎年のようにノミネートされる、全国の書店員さん一押し作家とってもいい、伊坂氏。
今回の作品は、ひさびさに、読者おなじみの「伊坂ワールド」の詰まった作品で、2回目の大賞授賞が期待されるところです。
仙台在住小説家作品の図書室/伊坂幸太郎、伊集院静、熊谷達也、佐藤厚志、瀬名秀明、佐伯一麦、三浦明博
伊坂幸太郎著『フーガはユーガ』が、今年2019年の本屋大賞にノミネートされています。
既に2008年に『ゴールデンスランバー』で大賞を受賞しているほか、毎年のようにノミネートされる、全国の書店員さん一押し作家とってもいい、伊坂氏。
今回の作品は、ひさびさに、読者おなじみの「伊坂ワールド」の詰まった作品で、2回目の大賞授賞が期待されるところです。
8月に出版された、伊集院静著『日傘を差す女』を読みました。
著者としては珍しい、旅情ミステリーというか、犯罪小説です。
謎解きよりも、映像が目に浮かぶような描写と、地域性、血筋、そして松本清張を彷彿とさせる「社会派」の要素もあり、390ページでも一気に読めます。
伊坂幸太郎著「AX アックス」を読みました。7月の出版ですが、著者久々の単行本です。
連作5作からなり、内2作は新作となっていますが、著者得意の殺し屋ものですが、今回は極度の恐妻家。いや、面白かったです。
熊谷達也著「鮪立の海」を読みました。
著者の作品には、マタギや猟師や漁師など、自然と格闘する人々を明治以降の時代背景と共にダイナミックに描く「時代もの」、現代社会の自然と人間の共生、出版界の内実などがテーマの「現代もの」、著者の自伝的な青春グラフティーや震災文学的な「仙台・気仙沼もの」があります(分類はオレw)。
伊集院静著「東京クルージング」を読みました。
著者が尊敬するバッター、松井秀喜が実名で登場し、著者の分身と思われる作家と、松井氏の特番を作るTV局のディレクターの野球話かと思いきや、後半、まったく異なるテイストの、生々しい女性の人生ドラマに変わります。
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熊谷達也著「浜の甚兵衛」を読みました。
これまで、気仙沼がモデルの「仙河海」を舞台に、東日本大震災前後の人々の生き様を描いてきた著者が、明治三陸津波の頃の時代に、海で稼ぐ男のダイナミックな人生を描く「時代もの」です。