佐伯一麦著の長編小説『山海記』を読みました。
私小説家と言われる著者ですが、東日本大震災以降、水害の地を訪ね歩き、地誌を調べる旅と、旧友の死、自身の病気の告白と、なかなかに重い内容です。
仙台在住小説家作品の図書室/伊坂幸太郎、伊集院静、熊谷達也、佐藤厚志、瀬名秀明、佐伯一麦、三浦明博
佐伯一麦著の長編小説『山海記』を読みました。
私小説家と言われる著者ですが、東日本大震災以降、水害の地を訪ね歩き、地誌を調べる旅と、旧友の死、自身の病気の告白と、なかなかに重い内容です。
佐伯一麦の長編小説『山海記』(せんがいき)が、3月22日に発売されています。
東北の大震災後、水辺の災害の歴史と土地の記憶を辿る旅を続ける彼は、その締めくくりとすべく、大震災と同じ年に台風12号による記録的な豪雨に襲われた紀伊半島に向かった。バスの車窓から見える土砂災害の傷跡を眺める彼の胸中には、クラシック好きで自死した友・唐谷のことなど、さまざまな思いが去来する。現代日本における私小説の名手が、地誌と人びとの営みを見つめて紡ぐ、人生後半のたしかで静謐な姿。
とのことです。
仙台市青葉区の仙台文学館で、4回目となる、「佐伯一麦エッセイ実作鑑賞講座」が、2019年5月から2020年1月まで、全5回(日曜開催)の予定で行われます。
仙台在住作家・佐伯一麦氏による読んで書く実作講座。定員30名。1回1000円の受講料必要。4月10日(水)必着で、往復はがきで応募。抽選。
2018年11月に、佐伯一麦著のエッセイ集『麦の日記帖 震災のあとさき2010-2018』が、出版されていました。
仙台の大人向けタウン誌『Kappo 仙台闊歩』で、連載中のエッセイ、「闊歩する日々 杜の日記帖」の2010年から2018年分を収録とのことです。
仙台文学館では、研究者・作家・朗読アナによるセミナーを毎年開催していますが、仙台在住小説家の佐伯一麦氏による、「佐伯一麦エッセイ実作鑑賞講座」全5回が、5月8日から月1回程度、10月までの土日に行われます。
募集定員は、30名、受講料は1回1,000円。応募は往復ハガキを使用し、4月7日まで。
佐伯一麦著「空にみずうみ」が9月24日に発売になります。
2014年に読売新聞夕刊に掲載された新聞小説を単行本化。
東日本大震災を描いた話題作『還れぬ家』から3年。仙台に住む作家の早瀬と妻の染色作家・柚子のその後を、現実と同時進行で綴る。
とのことです。