熊谷達也著「浜の甚兵衛」が、11月16日に発売になります。
明治三陸地震で2万人を超える犠牲者が出た19世紀末。三陸の仙河海港で沖買船の商売をしていた菅原甚兵衛は、富裕な魚問屋マルカネの社長と女郎屋の女将の子で、正妻の子である兄とはそりが合わず、鬱屈を粗暴な振る舞いに込めて暮らしていた。海上の事故で船を失った甚兵衛は、大きな借金を抱えつつ、北洋でのラッコ・オットセイ猟に賭けて出る。
東北からはるか北の海に繰り出し強く生きた甚兵衛の覚悟と男気。
著者、久方ぶりの時代物のようですね。猟のシーンが楽しみです。小説現代に連載していたもの。
アマゾン、honto、楽天ブックス、紀伊國屋などで各社で、紙版、電子書籍で購入可能です。