2月15日に、熊谷達也著『悼みの海』(講談社文庫)が発売になります。
『気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズの1作。』との説明しかなくて、改題文庫化なのか、書下ろしなのか、わかりませんが、512ページもあるので、まとまった形のようですね。
(2/2追記)2013年河北新報に連載され、2015年に単行本となった『潮の音、空の青、海の詩』の改題とのことです。
遠洋漁業の漁労長の息子として、仙河海市で生まれ育ち、いったんは古里を捨てた主人公が、東京での失望、仙台での失業、震災を経て、同級生らとのかかわりの中で、再び古里で生きていくまでを描きます。
気仙沼で中学校教員の経験もある著者は、震災以降、港町に暮らす人々の心情を描いた「仙河海サーガ」シリーズ短・長編を数多く書いています。
尚、この本各プラットフォームで予約可能になっています。(2/7追記)電子書籍も一部を除き同額で予約可能です。Apple Booksは1400円。