日経新聞の連載小説だった、伊集院静著『ミチクサ先生』が、2分冊で単行本化され、『ミチクサ先生 上』、『ミチクサ先生 下』として、紙版、電子書籍で発売されています。
文豪、夏目漱石伝記の著者による「小説」。
ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出逢いを果たす――。
各プラットフォームで発売中。紙版は1,870円、電子書籍版は1,771円となっています。(当ブログでは、下巻各リンクは別ページでアップしています)