日経新聞の連載小説だった、伊集院静著『ミチクサ先生』が、2分冊で単行本化され『ミチクサ先生 上』、『ミチクサ先生 下』として、、紙版、電子書籍で発売されています。
文豪、夏目漱石伝記の著者による「小説」。
下巻では、
皆が読みたい小説を書いてほしいんです!
「こんなに美しい富士山と海を、どんな文章でお書きになるのか、読んでみとうございます」鏡子の言葉は、金之助の胸の奥を揺り動かした。
英語教師として松山で子規と過ごした金之助は、次に赴任した熊本では鏡子を迎えて新婚生活が始まる。英国に留学している間に子規は亡くなり、帰国すると帝国大学の教師に。高浜虚子から子規ゆかりの句誌「ホトトギス」に小説を書いてほしいと頼まれ、初めて書いた小説「吾輩は猫である」が大評判に。やがて東京朝日新聞の社員として連載した数々の小説で国民作家となり、後進の文学者たちにも多大な影響を与える――。
処女作「吾輩は猫である」がいきなり評判となり、「坊っちゃん」で国民作家に。
下巻も上巻とおなじ、紙版1870円、電子書籍1771円で、各プラットフォームから発売中。上巻の情報はこちら。