1月19日に、佐藤厚志著『荒地の家族』が発売になります。
「新潮 2022年12月号」に掲載され、第168回芥川龍之介賞(2022年下半期)受賞。候補作品。芥川賞発表日に発売。(1/19更新)
あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。
元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点か――。40歳の植木職人・坂井祐治は、災厄の二年後に妻を病気で喪い、仕事道具もさらわれ苦しい日々を過ごす。地元の友人も、くすぶった境遇には変わりない。誰もが何かを失い、元の生活には決して戻らない。仙台在住の書店員作家が描く、被災地に生きる人々の止むことのない渇きと痛み。
とのことです。
各プラットフォームから、紙版、電子書籍が同額1,870円で発売になります。AppleBooksは1900円。